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自衛隊のイラクからの即時撤退を求めるアピール
2005年6月24日
日本新聞労働組合連合(新聞労連)
中央執行委員長 美浦克教(みうら・かつのり)
 イラク・サマワで6月23日午前9時(日本時間同日午後2時)ころ、陸上自衛隊の車両4台が走行中、道路わきで爆発が起きる事件が発生した。幸いけが人はなかったが、3番目を走っていた隊員輸送用の高機動車のフロントガラスにひびが入ったという。現地からの報道では、イラクの治安当局者は、自衛隊を狙った攻撃であると言明した。イラクで活動する反米武装勢力にとって、自衛隊は米軍を支援する「占領軍の一員」とみなされていることは、以前から明確になっていた。その意味で、今回の事件は起こるべくして起こった。小泉純一郎首相と政府は、自衛隊をイラクから即時に撤退させるよう、強く求める。

 自衛隊がイラクに派遣された昨年1月以降、サマワの陸自派遣部隊宿営地への砲撃は計9回にのぼる。宿営地外では初めての攻撃になる今回は、政府内でも「これまでのロケット砲撃などはどちらかというと嫌がらせだったが、今度は深刻に受け止めないといけない」(大野防衛庁長官)という見方が広がっている。次は攻撃を受けた自衛隊員に被害が出る、あるいは自衛隊員が武器を使用して反撃する事態に至る恐れが高まった。史上初めて、自衛隊が海外で交戦する事態である。これは明確に憲法違反だ。
 今回の事件で、「サマワは非戦闘地域」「自衛隊がいるところが非戦闘地域」との政府、小泉首相の主張にも、まったく根拠がないことが明白になった。 このままイラクで自衛隊員に犠牲を出させてはいけないし、たとえ武装勢力であれ、自衛隊員が他者を傷つけるようなことがあってはならない。
 日本が真にイラクの復興を人道的に支援するのなら、まずイラク戦争が大義のない誤った戦争であったことを認め、NGOの活用などで平和的に貢献する道があると、わたしたちは繰り返し訴えてきた。

 あらためて言う。自衛隊をイラクから即時に撤退させるよう、強く求める。

以上